Nintendo
DSオリジナルのパズルゲーム。操作は全てタッチパネルで行い、ボタンは一切触らない(電源ボタンは除く)DSならではのゲームです。
ペンを走らすと、カタカタと小気味いい音が鳴ります。この音があるだけでペンを走らすのが数段楽しくなってます。タッチパネルの爽快感を味わいたいならマリオよりもこのゲームのほうがよいかと。
ゲームの中身は非常にシンプル。
画面上から降ってきた白と黒のピースをペンでなぞる
→なぞった後ぽんっと画面を触るとなぞった部分が反転
→白ピースは黒ピースに、黒ピースは白ピースに
→横一直線に黒or白が並ぶとその列が消滅
というもの。ピースが積もる部分の周りには1マス分の筆を走らす空きスペースがあり、それを使いつつ消していきます。パズルフィールドは上下両方の画面にわたっており、
積もったピースが上画面上部にあるデッドラインに触れるとゲーム終了。テトリスみたいにピースを積み上がりすぎると×、というわけです。
横一列が同色にそろえばOKというのがこのゲームのポイント。ゲームをやってるとどうしても白か黒のみに揃えたくなります。その誘惑に惑わされず↓のように白と黒の列が混ざるように消すとかなり楽しいです。
矢印から矢印までUの字を描くように反転させると
↓ ↓
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└→→┘ |
→ |
このように横一列に色がそろって全部消すことができます。
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ゲームモードには失敗しない限りいつまでも続けられるチャレンジモード(上の説明はこれ)と、あらかじめ配置された白黒ピースを一筆書きで消していくチェックメイトモード、対戦用のバーサスモードの3つがあります。
チャレンジモードはテトリスみたいな感じです。テトリスでは消していくとピースの落下速度が速くなりましたが、このゲームでは100列消すごとに降ってくるピースのパターンがより消しずらい複雑なものへと変わっていきます。一気に大量の列を消したときの爽快感はテトリス棒で4列消しできたときの爽快感に匹敵します。
惜しむらくは毎回最初からスタートしなければいけないところ。何度もやっていると最初の簡単なピースに飽きがきます。スコアを稼ぐ分にはまあいいんですが、スタートしたときから複雑なピースが落ちてくるよう選択できればよかったのに、と感じてしまいます。
チェックメイトはあらかじめ用意されたステージをヒトフデで消していきます。その解き味は倉庫番や詰め将棋みたいな感じで、あーだこーだと悩んだ末にうまく全部消せたときの快感がたまらないです。全部で100問用意されており、10問とくごとに次の10問がとけるようになるという仕掛けになってます。最初のうちは見ただけでわかるような簡単なものばかりですが、解いていくにつれてだんだん一筋縄では解けないようなものばかりに・・・。どこからはじめるか、どこで終わるか、どこまでを白にそろえてどこからを黒にそろえるか、など名前の通り直感がものをいいます。どうしてもわからないとき用に答えの1例として始点と終点を教えてくれるヒント機能もついています。
チェックメイトモードでは問題を自作したり、ワイヤレス通信orパスワードを使って自作した問題を受け渡しできます。100問分記録することができるので、問題をたっぷり入力しておいてまとめて解いていくこともできます。
バーサスモードはDSをタテにおこしてプレイします。上画面に相手のフィールド、タッチパネルのほうに自分のフィールドが表示されます。DLプレイに対応していないのが残念。代わりにゲームの体験版を相手に送ることができます。
結論
シンプルなゲームなのにかなり中毒性が高く、長く遊べるゲームです。他のゲームに例えるとテトリスが最も似ています。\3800円とDSとの同時発売の中では最も安いのもオススメポイントの一つ。少しシンプルすぎて味気ないように感じられるので他のゲームのサブとして遊ぶのがいいかと。チェックメイトの問題は最初から入っているのは100問ですが、パスワードという形でネット上で拾えるのでいくらでも手に入ります。